いや~凄いですねぇ。この記事を読んだ時は、どこの映画? と思ってしまいましたが、これは紛れも無い『現実』でした。
狭い電車内での乱戦の為、盗賊達が銃を乱射出来なかった事が幸いしました。
しかしグルカ兵士はそういった状況も理解した上で戦闘を行っている訳ですので、何が幸いしたと言うのも変ですね……。
恐らくこの人なら広い平地であろうとも、取りうる最善の方法で戦ったと思います。
(我々素人は、後になってからこう言うのです。○○が幸いしたと……汗)
たった一人のネパール人兵士がレイプ寸前の被害者を40人の男達から守る

(記事本文)※少しだけ脚色していますw
35歳のグルカ兵士、名をヴィシュヌ=シュレスタという。
ある日彼が電車に乗っていたところ、突然、ナイフ、剣、銃で武装した40人の屈強な強盗たちが電車を襲撃、乗客から略奪を始めた。彼はすっかり囲まれていたのだ。
ヴィシュヌは強盗たちが他の乗客から、携帯電話、貴金属、現金などを奪っているときは沈黙を守っていた。
しかしコトは動いた――。
強盗たちが彼の隣に座っていた18歳の少女に掴みかかり、無理やり服を脱がせ全裸にしてしまったのだ。
正面に座る少女の両親がどうすることも出来ず、哀れな娘を強盗たちが思いのままにしそうになっている。
この状況を前に、ヴィシュヌは決心した――こんなことはもう沢山だ!――
「小さな女の子がは助けを求めて泣き叫んでいました。『貴方は兵隊さんでしょう? お姉ちゃんを助けて!!』」
とヴィシュヌは回想する。
「私は彼女が自分の妹のように思えて来ました。だからとにかく彼女を強盗の魔の手から救ったのです」
彼は持っていたククリナイフを引き抜くと、強盗達をちぎっては投げ、投げてはちぎりの大活躍!
結果、強盗たちは3人が死亡、8人が負傷、他のメンバーは皆逃亡した。戦闘中、彼は左手にいくらか負傷を負ったが、今では回復しているそうだ。
■元ソース
LOGIC-COOL NEWS
Lone Nepali Soldier Defends Potential Rape Victim Against 40 Men
http://www.logiccool.com/blog/591281-lone-nepali-soldier-defends-potential-rape-victim-against-40-men/
■動画ニュース(26分と少々長いです)
Bishnu Shrestha's bravery
■グルカ兵 Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%AB%E5%85%B5
■ククリナイフについての動画
Cold Steel Gurkha Kukri (coldsteel.com)
ククリナイフはS字部分に引っ掛けるようにして、そのまま滑らせて斬るような構造になっています。
力任せに斬るのではなく、引っ掛けた瞬間握った指の力はそのままに、手首の力だけを器用に抜きながら滑らせていく感じです。
また付け根の窪み部分に相手の(細身の)ナイフを引っ掛けて圧し折る事も出来ますし、針金状のものを捻って加工するのにも使えそうです。
更に投擲ナイフとしても使えそうな気がします。
ブーメランのように、くるくると回転しながら突き刺さるのではないでしょうか。
ちなみにこのククリナイフですが、以前私のリプレイ小説でも扱った事があります。
戦闘シーンを描写する時には、その武器について色々と調べて書きますので、結構資料を読み漁った記憶があります。
そしてこの「ヴィシュヌ=シュレスタ」という人は、アフガニスタンやイラクで実践を経験した歴戦の勇者だったようです……。
盗賊レベルで勝てないのは道理ですよね。
非常に物騒なニュースではありますが、インドの治安の悪さを垣間見る事が出来ただけでも、貴重な情報源とも言えそうです。
仕事でどうしても行く必要がある場合には仕方ありませんが、観光で行くには厳しいのではないかと思われます。
特に日本人などは「鴨が葱背負ってやって来た」ようなものですからね。
身包み剥いで金品を奪った挙句に、人質として国から身代金も取れて「二度おいしい」のは日本人くらいなものです。
興味本位でわざわざ捕まりに行くDQNもいますから、実に困ったものです。
